京都四条河原町近辺は若者向けの街だと思います。
そんな河原町を四条通りから三条通りへ北上すると右手(東側)に見えるのが京都BAL(通称BALビル)です。
若い方達の活気あふれる喧噪を背にBALビルに入るとホッとするのが私達の世代。
もちろんお若い方もいらっしゃいますが、河原町全体と比べるとBALビルは落ち着いた雰囲気です。
本屋さんが好きな私としては、BALビルの地下1階~地下2階の丸善にはできる限り足を運ぶことにしています。
そこでちょっと休憩したい時、お昼を食べたい時に寄るのが地下2階奥にある「丸善カフェ」です。
丸善カフェとは?
創業140年を誇る老舗書店「丸善」とのコラボレーション カフェ。
MARUZEN CAFE(丸善カフェ) | 京都BAL(バル) (bal-bldg.com)
丸善創業者・早矢仕有的(ゆうてき)が生み出したと言われる 人気の「早矢仕ライス」をはじめ、 丸善京都本店ゆかりの昭和の作家、 梶井基次郎の代表作「檸檬」にちなんでレモンの皮を 器として果肉を用いた京都店限定「檸檬ケーキ」、 深みと豆本来の味わいを引き出すサイフォンコーヒーなど、幅広く提供。 歴史ある書店内のカフェでゆっくりと優雅な時間とお食事をお楽しみください。
丸善カフェとハヤシライス自体は「日本橋 丸善」が発祥のようですが、京都店は梶井基次郎の代表作「檸檬」にちなんだ「檸檬ケーキ」がいただけます。
今回は「檸檬ケーキ」を食べていないので、また食べた時に投稿しますね。
今回食べたのはこちら。
「プレミアム早矢仕オムライス、ハンバーグトッピング」です。
確かプレミアムにしたつもりですが、ソースの色がプレミアムとちょっと違う気がするので普通の早矢仕オムライスかもしれません、、、。
いつ食べてもなんとなくしみじみとした気分にさせてくれる早矢仕ライス、、、☆
一緒に行ったお相手のも写真を撮らせてもらいました。
ポーク早矢仕ライス
サラダと
デザートのケーキ(ミルクレープ)
食後のコーヒー
いつも並んでいますが、そこまで長く待つわけではないので、まずは整理券を受け取りましょう。
待ち時間にはゆっくりと本を見ることができて一石二鳥です。
購入した本をゆっくり読みたいところですが、待ってる方がおられることが多いので私はいつも家に帰ってからのお楽しみにしています。
人がいらっしゃったので撮れませんでしたが、一人がけのソファのような席もあります。
京都観光の合間に、普段の息抜きに早矢仕ライスはいかがですか。
※追記1※
9月8日はハヤシの日
~「ハヤシの日」について~
明治の初期、丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)が考案、そこから名付けられたとされる「ハヤシライス」。
ハヤシライスの命名には諸説ありますが、有的は当時日本を訪れていた多くの外国人との親交があり、また西洋料理にもなじみがあったため、友人が訪れるとあり合わせの肉や野菜をゴッタ煮にして、ご飯を添えて振る舞っていたようです。やがてこの料理は「早矢仕さんのライス」といわれるようになり、評判が評判を呼んでついには「ハヤシライス」の名で街のレストランのメニューになったとか。
(『丸善百年史』より抜粋)弊社はこれらのエピソードより、昭和29年(1954)日本橋店の屋上レストランでおよそ半世紀にわたり「丸善のハヤシライス」としてその味と香りの文化を提供し、平成元年(1989)には創業120周年を記念して洋食シリーズ缶詰「新厨房楽」を発売、更に2016年9月にはレトルトパックシリーズを発売いたしました。
丸善とハヤシライスは明治、大正、昭和、平成、令和と多年にわたり関わり続けて参りました。丸善の洋食シリーズ「新厨房楽」の製造販売会社である弊社が「ハヤシライスの生みの親」である早矢仕有的の誕生日(9月8日)を「ハヤシの日」として制定し、これからも将来にわたり「丸善とハヤシライス」の文化をより多くの方々に伝えてまいります。
株式会社丸善ジュンク堂書店
9月8日は「ハヤシの日」 | 丸善ジュンク堂書店コーポレートサイト (maruzenjunkudo.co.jp)
※追記2※
ハヤシライスの生みの親である、丸善創業者・早矢仕氏は、かつて福沢諭吉の門下生で、医師でもありました。
まだ肉食が一般的ではなかった当時、患者さんや働く人たちへ滋養強壮のために、お肉や野菜を入れた煮込み料理をふるまっていたそう。それが、今のハヤシライスに近い料理だといわれています。
戦後、丸善の本社ビル(現在の丸善日本橋店の場所)の屋上に作ったゴルフ練習場に隣接の休憩所で、「ハヤシライス」を出したところ、おいしいと口コミで評判に。
ハヤシライス発祥「日本橋 丸善」に聞いた!おいしく作るコツと誕生秘話【愛されグルメのふるさと #4】 – macaroni (macaro-ni.jp)
早矢仕有的氏は福沢諭吉の門下生でもあったのですね!知りませんでした。
また、早矢仕ライスの始まりは上記のように諸説あるようです。
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